なぜパワハラは無くならないのか?

私自身、管理職になって指導とパワハラの線引きに敏感でないといけないな、と常日頃感じています。

が、そうは言っても現実はやはり難しく、、、時に厳しい言い方を部下にすることもあります。

どこまでが指導の範囲でどこからがパワハラになるのか。悩ましいところです。

 

まずは定義から。

 

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。(リンクは以下に)

no-pawahara.mhlw.go.jp

また、厚生労働省の以下のHPにはいろいろな情報を踏まえて分析しているもので興味深く感じます。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002qx6t-att/2r9852000002qx99.pdf

私が感じた印象に残った点を箇条書きすると

  • 過去3年間にパワハラを受けたことがある人⇒どの規模の会社でも全体の25%程度は存在。一番多い規模は100-299名の会社。それで27%
  • パワハラが発生している職場環境として残業が多い、コミュニケーションが少ない、失敗への許容度が低いという傾向。特にコミュニケーションでその傾向が顕著に見られる。
  • 対策を積極的に行っているのは従業員1000名以上の規模の会社。一方で中小企業はそこまで手が回らない。

といったところですかね。

予防、対策には意識の改善を行うためのケーススタディが有効だと思います。

 

そして、私自身の戒めにも。